【完全版】ヨガマットの失敗しない選び方と人気ブランド紹介

ヨガマットは必要?

ポーズがしっかりと安定し、体勢によっては痛くなりがちな膝などへの負担を軽くしてくれるヨガマット。ヨガはもちろんのこと、自宅でトレーニングやエクササイズを行う人にとって、関節に負担なく運動するためにヨガマットは断然あるほうがいいですね。下の階の部屋へ音が響くのも抑えてくれますし!

とはいえ、重さ・グリップ力・素材など商品によって特徴はさまざま。どれを選べばいいの?そんな方にぴったりのヨガマットを見つけられるように、選び方のポイントやおすすめのブランドをご紹介します。

ヨガマット選びのポイントは7つ

ヨガマットを選ぶ時に、チェックしておきたいポイントは7つあります。

  1. ヨガレベル
  2. サイズ
  3. 厚さ
  4. 重さ
  5. 素材
  6. におい
  7. 色・デザイン

「7つ全部を考慮しなきゃいけないの!?」と心配する必要はありませんよ。ただこのような要素を選ぶ前に知っておくことで、買ったあとに「失敗した!」と後悔せずにすみますし、ヨガマットに求めることが明確になるので、結果的に良い買い物ができるはず。

それでは、これら7つのポイントを解説していきますね!

ヨガマットの選び方1|ヨガレベル

水泳やピアノなどの習い事と同じく、ヨガも「初級者(初心者)→中級者→上級者」とレベルがあります。もちろん、ヨガの中で「このポーズができたら上級者」という決まりはないですし、ヨガマットにも決まりはないですが、ポーズ・練習頻度・ハマリ具合というレベルに合わせて選ぶ方法があります。

初級者:ずっと続けるかわからない、お金はかけたくない

ホームセンターやネット通販などで1000円相当で購入できる安いヨガマットがあります。そのぶん、劣化が早くて滑りやすかったり、マットが薄かったりすると聞きます。その場合は、霧吹きで表面を湿らせてグリップ力を出したり、バスタオルを重ねるなど調整するといいでしょう。安かろう悪かろうなところはあるので、予算が許すようなら2000~3000円相当のヨガマットを選ぶと安心です。

中級者:定期的にヨガをする

ヨガスタジオに通ったり、おうちでもオンラインレッスンを受けたり定期的にヨガをするなら、滑りにくい素材(天然ゴム・合成ゴムなど)や耐久性(天然ゴムなど)のあるヨガマット、持ち運べるタイプを選んでもいいでしょう。お値段は素材や厚さ、ブランドによってさまざまですが5000~7000円前後。

上級者:ほぼ毎日、ヨガが習慣になっている

ヨガスタジオだけでなく、自宅でもヨガを行うのが日常になっている方は、厚みのある耐久性に優れた上質なヨガマットがおすすめ。お値段は1万円相当からそれ以上になりますが、元が取れるほどハイクオリティで劣化しにくいです。

ヨガマットの選び方2|サイズ

ヨガマットの平均サイズは長さ180cm×幅60cm。適した長さのヨガマットの目安は「自分の身長+10cm」といわれており、両足を前後に大きく開くポーズやダウンドッグでも安心です。大柄の方や男性の方には、長さ180cm以上のロングサイズや幅広タイプもありますよ。1000円相当で安く買えるノーブランドのヨガマットは、平均サイズより小さいことがあるのでご注意を!

ヨガマットの選び方3|厚さ

ヨガマットの厚さは大きく「1mm~3mm(薄め)」「4mm~5mm(標準)」「6mm以上(厚め)」になります。

1mm~3mm(薄め)

旅行先やパークヨガなどに、かさばらずに持ち運びたいときは薄めのヨガマットが便利。バッグやスーツケースの中に折り畳んでコンパクトに収納できます。マットが薄いぶん、フローリングなどに敷く場合は膝など関節が痛みを感じることがあるため、ヨガマットの上に敷くヨガラグなどを併用するといいかもしれませんね。

4mm~5mm(標準)

初心者の方や「どれがいいかな」と迷ったらこちら。標準的な厚さのヨガマットはクッション性・重さ・安定感・価格面などから見てバランスが取れています。

6mm以上(厚め)

四つばいのポーズなどで膝が痛くなる…という方におすすめ。ピラティスをされている方なら分かると思いますが、厚みがあるヨガマットだと背骨や骨盤が痛くなりにくく動きやすいですね。厚さがあるぶん、クッション性・安定感は増しますが、かさばるので外への持ち運びには不向きになります。自宅での使用におすすめです。

ヨガマットの選び方4|重さ

ヨガマットは厚みが増すほど重たくなり、ヨレたりめくれたりすることも少ないので、より練習に集中できるはずです。そして、同じ厚さのヨガマットでも素材によって重さが異なります。例えば、厚さ6mmヨガマットで天然ゴムとPVC素材でしたら、PVC素材の方が軽いです。

立位や動きのあるポーズが多い場合は、やや重めのマットにすると安定感があり安心。持ち運びが多い方は1kg前後(水1L分ほど)を目安にすると良いでしょう

ヨガマットの選び方5|素材

ヨガマットに多い素材は、「PVC(ポリ塩化ビニール)」「TPE(熱可塑性エラストマー)」「天然/合成ゴム」です。今は環境保全や機能性、デザイン性の観点から畳、コルク、ポリウレタン樹脂などあらゆる素材がありますが、主流の3素材をピックアップしますね。

PVC(ポリ塩化ビニール)

クッション性に優れ、安定感があり、品質と価格のバランスがとれた素材。初めてヨガマットを購入する初心者の方におすすめです。汗をかくと滑りやすくなるのでご注意くださいね。

TPE(熱可塑性エラストマー)

環境へ配慮したエコ素材。軽くてクッション性に優れ、においがほとんどありません。滑りにくくグリップ力も良好、耐水性もあるので水拭きや水洗いも可能。お手入れ簡単で扱いやすいです。PVCに比べると価格はやや高くなりますが、機能性と扱いやすさを考えると選択肢に入れても良いのではないでしょうか。

天然/合成ゴム

弾力性・グリップ力・安定感・耐久性があり、ヨガマットとして適した素材。天然ゴムの機能性を再現した合成ゴムは、においもほとんどしないため人気です。ただし、天然・合成ともゴムに含まれる成分がアレルゲンとなることがあるため、ゴムアレルギーをお持ちの方は注意が必要です。

ヨガマットの選び方6|ニオイ

最後のリラクゼーションであるシャバアーサナやヨガニドラ―、ヨガの最中にヨガマットのにおいが気になって集中できない!ということがないように、選ぶ際は気をつけましょう。とくに天然ゴム製は、ゴムのにおいが気になる方にはおすすめしません。ゴムアレルギーなどがある場合は避けましょう。

天然ゴム製以外のヨガマットでにおいがある場合、使っているうちに消えることが多いですが、においが気になる場合はヨガマット用クリーナーやアロマスプレーなどでお手入れをするとにおいが軽減されますよ。

ヨガマットの選び方7|色・デザイン

自分の好きな色やパワーが出る色、落ち着くデザイン、直感でビビッ!と来たヨガマットを選ぶのもアリです。ヨガマットはご自分の聖域となるスペースなので、心地よくヨガに集中できる色とデザインが良いですね。

失敗したくない!指導者も使うおすすめ6ブランド

ここからは、ヨガ指導者やヨガ歴の長い人も使うヨガマットの人気ブランドをご紹介しますね。皆さんの理想や好みにあったブランドを見つけてみてくださいね。

manduka(マンドゥカ)

アメリカの老舗ヨガメーカー。マンドゥカのロングセラーは「プロライト ヨガマット 5mm」でどんなポーズでも手足が滑りにくく、グリップ力と耐久性に優れています。ヨガマット界の『キング・オブ・ヨガマットブランド』なので、持ち運べる薄くて軽いトラベルマットからヨガ上級者が使うブラックマットまで、とにかく種類もカラーデザインも豊富!

lululemon(ルルレモン)

レギンスが人気のルルレモンですが、ヨガマットは本当に滑りにくい!ダウンドッグや戦士のポーズで両足を前後に大きく開いてもマットが前後に伸びません!安定感とグリップ力が抜群なので、フローヨガやパワーヨガなど運動量の多いヨガや汗をかく人から人気です。スタイリッシュで都会的なデザインやカラーが充実。

JADE YOGA(ジェイドヨガ)

「次に買うヨガマットは絶対これ!」と、熟練ヨギーや指導者が2、3本目に購入する率が高いアメリカ・Jade社のヨガマット。実は、筆者が現在愛用しているのがジェイドです。

ジェイドが支持される理由は天然ゴムならではの並外れた『グリップ力』、比類なき『クッション力』、 そしてフローリングにピタッととまるためダイナミックに動いてもマットがズレない『安定力』。ヨガ中級~上級レベルに最適のマットブランドです。

prAna(プラナ)

軽くてクッション性があり、滑りにくい。エコなTPE素材からできた「エコヨガマット5mm」がプラナではとくに人気です。何を隠そう、筆者が初めて購入したヨガマットがプラナのエコマットでした。私の希望は「滑らない!膝をついても痛くないクッション性のあるもの。手入れがラク」でしたが、見事に叶えてくれました。折り畳むことはできませんが、軽いので持ち運びのストレスが少ないです。においも気になりませんよ。

B YOGA(ビーヨガ)

2014年にカナダで設立された今注目のヨガマットブランド。100%ゴム製で、グリップ力が高いことで評判です。薄くて折り畳めるトラベルマットでさえも、そのグリップ力は健在。発色がきれいなカラーラインナップで、2mm/4mm/6mmの厚さでシーンに応じたヨガマットを展開しています。シンプルでお洒落なヨガマットをお探しの方は試してみる価値あり!

suria(スリア)

すべての製品を日本国内で企画・デザインするジャパニーズヨガブランド。日本のヨギーの体格やニーズを捉えたヨガマットは価格・重さ・厚さ・クッション性・使用感、どれをとってもバランスが良く、使いやすいです。初めてのヨガマットとして使う人が多いです。

マイヨガマットを見つけて、おうちヨガを楽しもう

いかがでしたか?一見シンプルなヨガマットですが、ひとつのブランドでも素材・グリップ力・厚み・デザインなどさまざまあります。

ヨガマット選びで失敗しないコツは、「あなたご自身が何を重視するか?」です。記事内でご案内した『ヨガマット選びの7つのポイント』を参考にしながら、ぜひお気に入りのマイヨガマットを見つけてくださいね。

お気に入りのマイヨガマットが手に入ったら早速、クラスモールのヨガレッスンをチェック!季節に応じたスペシャルなヨガ、汗がかけるパワーヨガ系、ポーズを丁寧に学べるベーシックなハタヨガなどレッスンが受け放題です。お気に入りのヨガマットが活躍すること間違いなしです!

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投稿者: 大宅菜穂

股関節の不具合と反り腰による体型コンプレックスから、ゆがみを作らない「姿勢」「身体の使い方」の研究に目覚めたカラダオタク。 体を動かす楽しさ、動かせるようになる嬉しさに魅了され、編集者一筋の人生に終止符! RYT200のほか、骨盤調整や筋膜リリースヨガなどの資格を取得。現在はヨガ指導者&フリーライターとして活動中。 『頑張りすぎる身体と心をゆるめるために』。ヨガとコトバで伝えています。